上流階級夫人となって漂泊はやめた
その後、ビスランドはイギリスへ渡り、しばらくルポルタージュを寄稿したりするのですが、ニューヨークから海を渡って求婚をしに来たウェットモアと結ばれます。結婚してからも仕事を続けてはいますが、キャリアウーマンというより裕福な上流階級の婦人の生活を送りました。
したがってビスランドもハーンと同じく、結婚生活の安定によって、旅を続ける必要がなくなってしまったのです。しかし彼女の自伝的な小説を読むと、満たされない心を抱いて漂泊を続けた若き日の様子が描かれています。しかも主人公の職業を旅回りの女優としているところも、はなはだ暗示的です。
ここから先は無料会員限定です。
無料会員登録で今すぐ全文が読めます。
- 30秒で世の中の話題と動きがチェックできる限定メルマガ配信
- 約5万本の無料会員記事が閲覧可能
- 記事を印刷して資料やアーカイブとして利用可能
- 記事をブックマーク可能