「さ!」「ほな」は話を切り上げたい合図

京都出身の祖父母を持つ都内在住40代男性に聞きました

京都式の回答例
「さ! 長いこと引っ張ってすんまへん。お忙しいのにおおきに。ほな!」

「さ!」と空気を一変させて、腰を上げるきっかけをつくる。あくまで相手へのおわびと感謝で、思いを伝える。これを言われたら「ずいぶん長居してもた、すんまへん帰りますわ」と腰を上げましょう。LINEやチャットでも同様に使えます。

Q 長電話をそろそろ切りたい。

京都式の回答例
「ほな、そういうことで」
「ほな、そうしまひょ」
「ほな、よろしゅうに」

「ほな」で会話を遮る。会話で「ほな」と言われたら、「話が長い」「もう話は結構」と言われていると考えていい。

一見褒めているような表現で距離を取るべき

Q5
マウンティングされて困っています。どう伝える?

①「どこをとってもすごいですね。もう仙人みたいです」
②「そういうの、ウザがられません?」
③「ところでこのお茶はおいしいですね」(話題を変える)

事務職Dさん(福岡県出身)ならこう言いそう……
「ところで、○○の件はどうでした?」(話題を変える。が、結局マウンティングされる)

おすすめの伝え方
①「どこをとってもすごいですね。もう仙人みたいです」

京都市に代々お住まいで、自身も左京区出身の50代女性に聞きました

京都式の回答例
「○○さん、ほんまどこをとってもテッペンどすなぁ。ほぼ仙人どすわ」

不快な気持ちを伝えてはいるが、一見褒めているようにも感じられ、かつユーモアまじりなため、言われたほうは反論したり否定したりしづらい。それでもマウンティングし続けてくる猛者には、こちらも何度もこの対応を繰り出し続けましょう。

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