配当利回りが高い銘柄は、証券会社の銘柄検索機能などで簡単に調べられる。三井物産4.85%、みずほフィナンシャルグループ4.50%など、注目企業も多い(4月13日終値)。

もうひとつ、配当狙いの投資に向くのが、REIT(J-REIT、上場不動産投資信託)である。株式市場に上場しており、銘柄によっては10万円程度から投資できる。

REITは銀行からの融資や投資家の資金で不動産を取得し、その賃料収入をおもな収益源とする商品である。

オフィスの空室率が低下し、一部の物件では賃料が上昇している例もあり、REITの収益アップが期待されている。

またマイナス金利によって借入金利が低下し、利子負担の軽減から収益が好転することも見込まれる。

すでに日銀が追加の金融緩和として買い入れを行っているが、その際、1銘柄あたり発行済み投資口数の5%までとしていた制限を10%まで引き上げることが決まっている。

このようにREITには3つの追い風が吹いているのだ。

REITの配当利回りは平均3.26%で、株よりも高水準。銘柄にもよるが、賃料が一部上昇するオフィス系、賃料が安定している(景気の影響を受けにくい)住居系、または複合型のREITが狙い目といえる。銘柄が分散されている「NEXT FUNDS東証REIT指数連動型上場投信」なら、2万円程度で投資でき、配当利回りは2.65%となっている。

(構成=高橋晴美)
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