生活改善リスト
イライラをやめて魚を食べよう

▼心臓急停止せっかちタイプは要注意

あなたは「競争心が強く、せっかちなタイプ」? それとも「マイペースで、のんびりタイプ」? 実は前者は後者より心疾患の発症率、死亡率ともに2倍高いという調査がアメリカにある。もちろん負けず嫌いの性格が悪いわけではないが、ちょっと注意が必要だ。

心臓や膝への負担が少ないスイミング

水泳は走るのに比べ、浮力が働き心臓への負担が少ないので、肥満体の人や、膝に不安のある人にも向いている。クロールのほうが平泳ぎよりも腰への負担が少なく、硬くなりがちな肩甲骨の可動域を広げる運動にもなる。泳ぐのが苦手なら水中ウオーキングでもOK。週に2回は通いたいところ。

魚を食べると心筋梗塞の予防になる

日本人はたんぱく質を主に魚介類から摂っていたが、ついに肉類からに逆転した。2006年の厚生労働省の「魚食と心疾患との関係」というレポートでは、「魚を多く食べると心筋梗塞の予防効果がある」こと、効果を発揮する主成分は「DHAとEPAである可能性が高い」とある。これは青魚に多く含まれているのはご存じのとおり。ほかに効果があるとされている栄養素はカルシウム(大豆類、牛乳)、カリウム(ホウレン草など)、食物繊維(海藻類、キノコ類)。

生活習慣総合研究所所長 工藤一彦 
1947年生まれ。信州大学医学部卒。防衛医科大学講師、女子栄養大学教授などを経て現職。著書に『健康常識にダマされるな!』(監修)など。
(永浜敬子、遠藤成=文)
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