2015年7月20日(月)

70歳まで働ける体をつくるにはどうすればいいか

PRESIDENT 2013年1月14日号

著者
工藤 一彦 くどう・かずひこ
生活習慣総合研究所所長

工藤 一彦1947年、熊本県生まれ。信州大学医学部卒、内科医。著書に『健康常識にダマされるな!誰も教えてくれなかった「通説」のウソ・ホント』(監修)ほか。

生活習慣病総合研究所所長 工藤一彦 構成・撮影=プレジデント編集部
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70歳まで働くために欠かせないのが健康です。これまでは、会社や地域を中心に健康保険制度、年金制度など相互扶助システムがありましたが、40代の皆さんにとっては、もはや、それらはあてにはなりません。なによりもまず、自分の体は自分でしか守れないことを再認識してください。

まだ若い、健康だと油断せず、できれば50歳までに生活を見直してみましょう。先人の教えは大したもので、見直す理想的な時期が厄年の前後なのです。42歳までは青年後期、厄があけたら中年期に入り、体質が変わります。これは不思議なほど臨床的にも合致しています。

リセットボタンの押し方ですが、まず、30年後の自分をイメージします。これはネガティブでもポジティブでもかまいません。70歳過ぎたらもう人生ないな、と思う人もいれば、まだまだイケイケなイメージの人もいるでしょう。でも冷静に鏡を見て、自分の老いた姿を想像してみてください。肉体だけでなく、社会や家庭での役割、経済的状況はどう変わるのかも逃げずに予測してみます。確実に老いる、このイメージングが大切です。

また会社の大先輩たちの健康状態を観察してみるのもいいでしょう。年配者が健康的にどんな状況にあるのか。いいにしろ、悪いにしろ、同じ職場環境で長年過ごしたのですから、あなたの将来の健康のひとつの参考指標になります。

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