こちらも保険料を半分で、預貯金は月5.6万円!

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夫の死亡保険の保険料と保障額を見直し!(下表は加入保険)
【家計簿診断】

月収は夫婦合計で38万円。10年前に一軒家を購入しローンを月10万円以上返済しているものの、夫は契約社員、妻はパートでボーナスがないこともあって、月々の預貯金が0円とさびしい限り。支出は食費、水道光熱費、通信費など妻がしっかりコントロールして合格点。見直ししたのは、ローンの借り換え(返済額が1万円減)と保険料の大幅カット。預貯金を5.6万円もできることに。

【保険診断】

夫婦ともども、月3.2万円の保険料のアカウント型終身保険に加入していた。家計の実に約17%を占めていたものを、重点的に見直して、保険料を半額以下にカット。夫の死亡保障額は見直し前後で同じだが、保険料は3.2万円から1.2万円へ。

40代がかかりやすい保険の病気「妻に丸投げ」シンドローム

家計や保険の相談で横山さんを訪ねる40代で特徴的なのは、妻だけが相談に来て、夫は知らぬ存ぜぬを決め込む家庭だという。

「30代と比較しても、ご主人の仕事はさらに多くなって、家の金勘定は全部奥さんに丸投げというパターンです。40代は保険を見直しすべき年齢。家族全体で決めるのが理想なのですが……」(横山さん)

結局、見直しの主力となるのは妻だが、こちらも家事に加え、パート、子育てと忙しい。よって、保険情報も入手するのだが、どうしても消化不良になって、何がわが家に合った保険かパニック状態になることも。

横山 光昭(よこやま・みつあき)
家計再生コンサルタント・ファイナンシャルプランナー。
6000人以上の貯金ゼロの人々を再生させた実績を持つ。各世帯の収支バランスを見ながら適切な保険を選ぶ。
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