お金の貯まる家とそうでない家は何が違うのか。お片づけ習慣化コンサルタントの西崎彩智さんは「キッチンを見るとよくわかる。無駄が発生しやすい場所なので、しっかりとお片づけをすることでお金が貯まるようになる」という――。

お金が貯まらないキッチンの特徴

キッチンを一目見れば、その家が「お金の貯まる家」か「貯まらない家」かわかります。後者は、例えばこんな様子です。

キッチンカウンターには、油まみれの調味料がずらりとならび、壁には、フライ返しやお玉が3~4種類ずつなど、同じような調理器具がごちゃっとかけられています。フライパンも大きさ、深さ違いで何個も持っています。

シンクには、洗っていない食器が溜まっていて、洗いカゴも、とっくに乾いているお皿で山盛り。床には、大容量の油やペットボトル飲料などがそのまま置かれています。

特に、冷蔵庫の中はパンパン。どこに何が入っているかわからず、奥が見えません。手前のものを取り出すと、しなしなになった野菜や、いつ入れたのかわからないつくりおきが出てきます。ドアポケットには、封を開けて少しだけ使ったドレッシングやソース類。冷凍庫からは、霜のついた肉や魚が出てきます。

冷蔵庫を開けている手元
写真=iStock.com/Siewwy84
※写真はイメージです

パントリーにも、賞味期限切れの乾物や乾麺などの食品が。そして多くの場合、スーパーのレジ袋が「なぜここに?」と思うようなあちらこちらから出てきます……。

これこそ、お金の貯まらない家のキッチンの典型。余白がなく、とにかく物がいっぱいなのです。