なぜサザエさんと、サンドウィッチマンが最高だったのか

サザエさんや漫才が、なぜ中学受験勉強の良い休憩になったのか。

それらの共通点は、時間として区切りやすい点でした。普通の漫画だったら、次のストーリーが気になり、次も……と読みたくなりますが、サザエさんは4コマ完結です。

お笑いも同様でした。他の動画に比べて、漫才の動画だとだいたい5分ほどで一区切りで、動画時間が事前に決まっていて、その動画内でしっかりと満足感を得られました。

適度な笑いとリラックスできる時間、そして何より時間の区切りがつけやすいコンテンツを選ぶことで、メリハリのある勉強生活を送ることができたのです。

ゲームとおさらばした僕は第一志望の開成中学に合格することができました。あの泥沼のゲーム漬けの土俵際をこらえることができたのは、ひとえに親の助言とアクションでした。その後も、「時間を区切って集中し、適度に休憩を取る」という習慣はなくならず、大学受験でも大いに役立ちました(東京大学理科I類に現役で合格)。

東大・赤門
写真=iStock.com/ranmaru_
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夏休みからでも間に合う…ゲーム封印4つのステップ

夏休みに入って生活が乱れ、ゲーム漬けになるお子様も多い時期です。僕の経験から、ゲームや動画依存から脱出するための具体的なアドバイスをお伝えします。

1.手の届かない場所に「封印」する

「1日1時間まで」といった時間的制約は中途半端になりがちなので、思い切って物理的に隔離することが重要です。手の届く場所にあると、ゲームをやっていない時間も、ずっとゲームのことばかり考えてしまいます。

ただし、いきなり封印するのではなく、「夏休みが終わったら封印する」「来月から封印する」など、封印開始の期限を子どもと一緒に決めると子供自身も自分で決断したことを守ろうという気持ちになれます。

2.「受験まで」など終了時期をハッキリ決める

「受験が終わるまで」など、いつまで封印するかの明確な期限を設けることで、納得がいきやすくなります。子ども自身が納得できるよう、しっかりと話し合うことが重要です。

3.「区切りやすい」娯楽を用意

ゲームの代わりになる、適度に楽しめて時間の区切りがつけやすい娯楽を用意しましょう。僕の場合は、4コマ漫画と親のスマホでの短時間動画視聴でした。

4.受験モードの友達と過ごす時間を増やす

良い影響を与える友達関係を意識的に作ることも大切です。僕の場合、塾の友達が受験モードになったことが大きな転機となりました。

現在、ゲームをなかなかやめられずにいる子供たちと接していると、あの時の自分の姿が重なります。でも、「大丈夫、一時の我慢が、将来の大きな可能性につながるんだよ」と、あの時、父が諭してくれたように僕も少しでもお伝えするようにしています。

ゲームが好きな気持ち、僕にもよく分かります。でも、封印の向こうには、もっと楽しくてワクワクする世界が待っています。一緒に頑張りましょう!