プラスの記憶にはプラスの感情が一致する
それでもプレッシャーに弱くて、いざというときに結果が出せないということは、よくあります。なぜそうなるかというと、我々の記憶には感情が貼りついているからです。
例えば、東大に合格した、MVPをとったというプラスの記憶には、「うれしい」というプラスの感情が貼りついています。これはOKですが問題は、虐待を受けた、とんだ失敗をしたというマイナスの記憶に「やっちゃった」というマイナスの感情が貼りついている場合。
オギャーと生まれてから、今までの間に、成功によるプラスの感情が多いか、失敗によるマイナスの感情が多いかによって、人間はプラス思考になったり、マイナス思考になったりする。マイナス思考の人が、いくらよい未来を描こうと思っても、過去の失敗の記憶の感情が出てきて、よい未来を描くことは難しくなるのです。
だからこそまだ経験値の少ない子供たちには、プラスの記憶と感情をどんどん貼りつけてあげてほしい。これこそ周りの大人の重要な仕事です。
そのために親ができることは何か。それは環境を整えることです。子供が家で過ごすと元気が出る、と感じられるように変えていきましょう。
ポイントは、先述したように映像と言語を使うこと。リビングに賞状やトロフィーなど家族のビクトリーを飾り、みんなが常に見えるようにする。
親がまず書いてみる
日々の日誌も大事ですが、子供がなかなか書かない場合は、親がまず書いてみる。親がやっている姿を見せると、子供は「何やっているの?」と必ず興味を寄せます。「これは○○ちゃんにはまだ早いかな?」なんて言えば、ますます関心を持つでしょう。そこで一緒にやる空気ができたら、夕食後10分は、この日誌をみんなが書くなど、家族ルーティンにする。これができたら勝ちですよ。
いまや国も非認知能力を高める教育方法を模索し始めています。ここで紹介した映像化や言語化は非認知能力を高めるための、簡単で誰でもできる方法です。
ぜひ大谷選手の話も交えながら、家族でトライしてみてください。



