“花子の幸運ぶり”が解せなかった

中園さんは「あんぱん」の前に、「花子とアン」(2014年度前期)を書いている。『赤毛のアン』の翻訳者である村岡花子をモデルにしたドラマだ。『赤毛のアン』の日本における人気は本国・カナダ以上と言われている。

中園さんは「アン大好き元少女」を主たる視聴者と見定めたに違いなく、ヒロイン・花子(吉高由里子)はアンを重ねた人物像にしていた。ファンはうれしかったに違いないが、解せなかったのが花子の突出した幸運ぶりだった。