父親は母親の話を聞いてその苦労を理解する

監修・齊藤万比古『不登校のはじまりからおわりまで』(辰巳出版)
監修・齊藤万比古『不登校のはじまりからおわりまで』(辰巳出版)

また、子どもが母親に依存するようになると、父親が母親を非難することが起きやすくなります。父親は、母親に依存したくなる子どもの状態をよく理解し、子どもの問題に当事者意識を持ち、子どもを受け止めている母親を支えるようにしましょう。

具体的には、父親は母親の話を聞いて、その苦労を理解しましょう。そして、父親はときどき母親を家から連れだしたり、母親がひとりで過ごせる時間を提供したりして、母親がリフレッシュできる時間をつくることに協力しましょう。

両親が手を結び、信頼しあっている姿は、子どもを安心させます。そんな家族の変化を感じると、子どもが動き出しやすくなります。

わが子が不登校になると、責任を感じて家族が落ち込んだり、子どもに巻きこまれて親も不安定になったりする時期が必ず生じます。しかし、家族がいつも通りの生活をして、自分自身の生活を大事にすることで、子どもが不登校を乗り越えることにつながっていくのです。

こうした変化は、いつでもゆっくりと進んでいくものです。焦らないでいきましょう。