家族が変わり、進化するチャンスだととらえる

親は子どもの気持ちに寄り添って共感することが大事です。子どもへのいたわりや温かい態度が重要です。親は子どもに対して次のような点を心掛けてください。

親子関係で問題が生じたとき、自分にも反省すべき点があることを認め、振り返りましょう。

・問題が生じてしまった子どもの気持ちと状態を受け止め、認めてあげましょう。
・不登校の原因探しをしないで、これからのことを考えましょう。
・焦らずに子どもを見守りましょう。
・子どもが動きはじめたら、家族みんなで協力しましょう。

不登校は子どもも親も、たしかに痛手となるでしょうし、家族にとって大きな試練です。しかし、もし家族に問題があると感じるなら、これは家族が変わり、進化できるチャンスだと思い、問題に取り組んでいきましょう。

追及するのではなく子どもの悩みに耳を傾ける

不登校を続けていると、子どもは、学校への拒否感と一緒に、休むことへの罪悪感が強くなっていきます。学校へいきたくてもいけない、という強い葛藤を抱えているのです。そうした葛藤を理解し、もしそのつらい気持ちを子どもから話しはじめたら、きちんと耳を傾けましょう。そして、期限をつけない「心と体のお休み」を認めましょう。

不満や悩みを持っている子どもは、心を閉ざしています。人との関わりや会話が少ないと、子どもはどんどん自分だけの考えに凝り固まってしまいます。

そこで、もし子どもが何か話したそうにしているときには、話を聞く姿勢を示し、子どもの話を安易に批判せず、そのまま受け止めることを心がけましょう。

大事なのは、学校にいかない原因を聞きだそうとしたり、追及したりするのではなく、子どもの悩みに耳を傾け、そのつらさを受け入れることです。不安や失望、反発、落ち込みなどの気持ちを批判せずによく聞いていると、子どものかたくなな心も少しずつほぐれていきます。

子どもが話したいと感じているタイミングを逃さず、耳を傾けて子どもの話をじっくり聞きましょう。一番身近な大人に悩みを聞いてもらうことで、子どもは心理的に楽になり、家庭内ではリラックスして過ごせるようになります。

なお、中学生など年長の子どもは、暴力的な言動をする可能性があります。そんなときには、親にあたらないといられない子どもの気持ちを理解しましょう。そのうえで、暴力では楽にならないこと、暴力をふるわれては親も一緒に考えてあげられなくなることを、静かに、はっきりと伝えます。