リスニング満点をとった学習法

模試を黙々とこなすだけでは、なかなか向上しないものがあります。それが「リスニング」です。

私のTOEICの点数は最終的に940点まで伸びましたが、リスニングは満点でした。私がリスニングを伸ばすためにやっていたのが「シャドーイング」です。

これは、英語の音声を聞きながら、真似して復唱する学習方法です。「リピート」が英語の音声を聞き終えてから繰り返すのに対し、シャドーイングは流れてくる音声を止めずに“影(シャドー)”のように追いかける点が違います。

私の場合、公式問題集の音源をスマホでループ再生できるようにプレイリストを組み、ウォーキング中に聴きながら口に出して反復しました。

なぜ耳を使うリスニングの対策に、口を使うシャドーイングが有効なのか。それは、「耳がサボらないようにするため」です。

通常のリスニングだけだと、耳はその内容が聞き取れた時点で役目を終え、ただの音声として右から左に流しているだけになります。当然、脳もその音声の内容を理解したあとは上の空で、BGMのように聞き流しているだけ。これでは耳は鍛えられません。

マーク(村木幸司)『見るだけでわかる‼ 英語ピクト図鑑』(プレジデント社)
マーク(村木幸司)『見るだけでわかる‼ 英語ピクト図鑑』(プレジデント社)

しかし、シャドーイングは違います。真似してしゃべらないといけないので、耳はしっかりと働き、会話の内容や単語はもちろん、細かい発音まで聞き取ります。

同じ会話を何度繰り返しても、耳は意識的に毎回しっかりと音声をキャッチして、口がちゃんと真似できるように脳に届けます。だから、耳が研ぎ澄まされてリスニング力が鍛えられるんです。

実際に私も毎日30分のシャドーイングを続けて、わずか4カ月でTOEICのリスニング満点がとれました。

日本人にとって、英語のリスニングはスピーキング以上に難しいとも言われています。リスニング対策は、ただ聞くだけでなく、口も合わせて動かしてみてください。

以上が、私が実践してきたTOEICのスコア別学習法です。TOEICの点数が伸び悩んでいる人はもちろん、これから英語の学び直しを始める人も、ぜひここで紹介した方法を試してみてください。