語彙力アップのための“挫折しない”勉強法

基本文法をマスターしてTOEICで500点をとれるようになったら、次は語彙量を増やすことに集中的に取り組みました。私は700点を目指すにあたって、TOEICの頻出語彙を徹底的に頭に叩き込みました。

英単語の覚え方は人それぞれですが、私が実践したのは「高速周回法」という単語習得テクニックです。

やり方は簡単。単語帳をパパッと見て、どんどんページを読み進めていくだけです。一語一語を無理に記憶しようとしなくてもOK。もちろん書き取る必要もありません。英単語を見て、和訳や例文を見て、とにかくどんどん次に進みます。

単語帳
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この方法でいちばん大事なのは、「同じ単語帳を何周もやり続けること」です。

単語帳1冊を1周終わらせたらそれで終わりではありません。人の記憶はどんなにしっかり覚えたつもりでも、翌日には半分以上忘れてしまいます。だからこそ、何度も反復することが効果的なんです。

でも、分厚い単語帳をひたすら繰り返すのは苦痛ですよね。そこで、「完全に覚えた単語」にチェックを入れ、次の周回からはその単語を飛ばします。こうすることで、周回を重ねるごとに「覚えていない単語」が減っていくので、サクサクと1冊が終わるようになっていきます。

そして、単語帳を繰り返し読んでいくと、ほとんどの単語が記憶に残るようになる一方で、何周しても覚えられない単語が残り、「またこの単語か……。でも意味が思い出せない!」という状況になります。覚えられない単語だけが残るので、その単語だけを何周も見ているうちに、最終的にすべての単語を覚えることができます。これが「高速周回法」です。

最近では、スマホの単語帳アプリでもこのような機能が備わっていると思います。

英文法が人間の「骨」だとしたら、語彙は「筋肉」。中学レベルの基本文法をベースにして、語彙量も着実に増やしていきましょう。

公式問題集の模試の“1000本ノック”

基本文法と語彙を身につけたら、第3段階です。700点以上を目指すのであれば、徹底的にTOEIC対策を重ねていくしかありません。

私の場合は、公式問題集を買って、TOEICのテストと同じ2時間の模試を毎日1回というスパルタトレーニングをしました。公式問題集のマークシートをプリントアウトして、タイマーをセット。本番同様の環境で、1000本ノックのようにひたすら量をこなしました。

脱サラして時間が取れるようになったこともあり、復習も含めれば1日に5時間ぐらいはあてていたと思います。これを4カ月続けて、ようやく900点を突破できました。