都会のほうが花粉症が重症化しやすい

村川哲也『子どもの一生を決める花粉症対策』(小学館クリエイティブ)
村川哲也『子どもの一生を決める花粉症対策』(小学館クリエイティブ)

スギやヒノキは山にたくさん生えているため、田舎の方が花粉症になりやすいとイメージしがちですが、答えはノーです。都会でも田舎でも、花粉症にかかります。

田舎はコンクリートが少なく、車の往来も都会に比べると少ないので、空気がきれいな場合が多いです。空気がきれいなところで花粉症になったとしても重症化することは比較的少ないですが、都会に住んでいる場合は重症化しやすいのです。なぜなら、都会の空気は排気ガスなどで非常に汚れているからです。

都会の方が重症化しやすくなる原因の一つに、空気中に含まれる「アジュバント物質」があります。アジュバント物質とは、免疫反応を促進する物質。排気ガスやPM2.5などがその代表です。アジュバント物質が付着した花粉は、アレルギーの症状を約2倍も悪化させるといわれています。

残念ながら、「(スギの木が少ない)都会に住んでいるから軽症」というわけにはいかないのが現実です。