「コスパ重視」の人生観が変わった
おそらく僕は、この学校に来ていなくても、親と同様に今の時代を生き抜くことはできたと思うんです。だけど、生き抜いた先に幸せがあったかといわれたら、多分幸せではなかったと思う。この学校で自分の人生の価値観や行動指針を一から見直しました。それが自分としては、インフィニティ国際学院に入って一番よかったことです。
――広い世界を見ていく学びを通して、なぜ自分の内側(幸せ)へと目が向いていったのでしょう。
世界を知り、その捉え方が変わってきたからこそ、自分の見え方も変わったのだと思います。以前の僕には、自分がどれぐらいラクをしながら成績が取れるかといったコストパフォーマンスを軸に人生を考えているようなところがありました。「自分自身の幸せ」や「どれくらい自分らしくいられているか」についてはまったく価値を置いていなかったんです。そういう意味で、僕はすごく満たされているとも思っていました。
しかし、この学校に来てから、自分が大事にしたい価値は「コストパフォーマンスではない」と思うようになったんです。僕が大事にしたいのは、「周りに対して自分はどれほど自分らしさを出せているのか」「周りの人は本当の自分のことを知っているのか」「本音でどのくらいその人に話せるのか」、そういったこと。これらが自分にとっての幸せの指標に大きくつながっているのだと実感するようになっていきました。
すると、「あれ? 自分は全然満たされていない」ということに気付いたんです。そこから、自分自身に矢印が向き始めました。
今では一生懸命わかり合おうとするように
昔の自分だったら、「この人とわかり合うにはものすごく時間がかかる」と思ったら、コストがかかり過ぎて赤字なので見切りをつけて、コミュニケーションを避けていたと思うんです。しかし、今の自分の関係性は論理的ではありません。赤字ばかり出している状況だと思うけれど、昔の自分よりも、今の自分のほうがずっと満足しているんです。
――これからどのようなビジョンを持っていますか。
コンピューターサイエンスなどITの領域に進みたいと考えています。この学校に入る前は、技術や道具の使い方はわかっているのに、その道具をどう活かせばいいのかがわからない人が多いと感じてきました。ここでは逆に、「これを実現したい」という強い思いはあるけれど技術や道具がまだ備わっていなくて、実現したいことを伝えきれないというケースもあるのだと知りました。
だから僕は両方持っている人になりたいと思っています。ITの力も使いながら、自身が何かしたいと思った時に、すぐに行動できる実力を養っていきたいと思っています。



