小中高一貫という「同質性の高い集団」に飽きた

高校3年生たつおさん(仮名)

――インフィニティ国際学院に入学したきっかけを教えてください。

母が偶然SNSで見つけて、僕に紹介しました。当時は小学校から高校まで一貫の学校に通っていて、小中の9年間を過ごして、同質性の高い集団に飽きてきた時期でした。また、「学校はもっとこうあるべきだ」という思いも持っていて、生徒会に入りましたが、実際のところ生徒から学校を変えることはほぼ不可能だという虚しさを抱いているタイミングでもあったんです。

勉強はするけれど大人に対して反抗的な態度をとっていた僕の姿を見て、母は「生徒と一緒に学校を作っていこう」というスタンスのこの学校が合っているのではないかと思ったのではないでしょうか。

――この学校に入り、どんな成長がありましたか。

一般的な表現だと思いながらも、「視野が広がった」と間違いなく感じています。普通の学校の中で教わる世界はものすごく狭いものなのに、教え続けられることによって、「これが世界のすべてだ」と思い込んでしまう。この学校では、自分とまったく違うバックグラウンドを生きてきた仲間たちに出会えたし、世界に出て自分には想像もできなかった人たちにも会うことができました。

筆者撮影
森には現代人に必要よされる休息の機能をもうけては?とプレゼンする

「大学に行かない人生」を実際に知っている強さ

「多様な生き方がある」ことを知識として知ることはできますが、それをリアリティをもって感じられるのはこの学校の強みです。例えば、進学校に通っている高校生でも「大学進学が全てではない」という考えを持っている人はいっぱいいると思うんです。だけど、「実際にあなたの周りで大学進学をしないで幸せな人はいますか」と問われた時に、おそらく答えに詰まる。

でも、僕は「大学を出ていないけれど、こんな場所で英語を教えて、すごく幸せに生きている人がいるよ」とか「この人は高校に行っていないけれど、こんなにすごいことをしたんだ」と実感値をもって語れます。だから、学歴がすべてではないと自信を持って思えるのです。

また、普通の学校での学びは筋トレに近いと感じています。ひたすら練習で実践がない。自分が培ってきた論理的思考や批判的思考、コミュニケーション力などを実践する場を与えてくれているのがこの学校です。

北海道の山々を登り、世界の自然に挑む体力もつけていく
提供=インフィニティ国際学院
北海道の山々を登り、世界の自然に挑む体力もつけていく

――この学校で3年目を迎え、どんな思いを抱いていますか。

僕にとって、今の社会で生き抜く方法以上に、それを超えた本質を教えてくれる場所でした。「どうやったら幸せになれるのだろう」「幸せって何だろう」、そんなことを考えられる学校なんです。

大人でも、「本当に自分がやりたかったことはこれなのか」「自分が生きたかった人生はこの人生なのか」と迷うことがあると思います。この学校では、中高時代からそんな問いがずっと自分に突きつけられているような気がします。