実家の片づけは親が楽に生きるため
子ども自身が「最後の後始末は、自分がしなければいけない」と強く思いすぎると、言ってはいけないことまで言ってしまうので、気をつけたいものです。
実家の片づけは、今生きている親がより楽に生きるため。ですから捨てるのではなく、何を残すかを互いに話し合うことがいちばんです。
ただし片づけは体力がいるので、子ども一人でやろうとしないこと。きょうだいや自身の子どもにも手伝ってもらいましょう。また過去の蓄積があるので、一度にやろうとしないことも大切です。
繰り返すようですが、片づけは最高のコミュニケーションツールです。ぜひ親子で思い出話をしながら楽しく片づけてほしいと思います。
構成=池田純子
1967年生まれ、岡山県出身。大学卒業後、住宅メーカーのインテリアコーディネータとして従事。結婚し、20年専業主婦を経験したが離婚。その後はヨガスタジオの店長としてスタジオに通う多くの女性のさまざまな相談に応じる。2015年、得意の片づけを生かして起業。お片づけ習慣化講座「家庭力アッププロジェクト」修了生は全国で3000名を上回る。