タブレットの利用シーンBEST3

タブレットの利用シーンは、仕事や職種によってもさまざまだと思いますが、今回は私が“タブレットワーク”を実践する中で感じた、特に価値ある利用シーンBest3について紹介したいと思います。ちなみに選定のポイントは、タブレットを日常業務のメイン端末として利用することにこだわらない、という点です。

【図表3】筆者・岡田充弘の利用シーンBEST3
3位 タスク・カレンダー確認

まず、利用シーンBest3位として「タスク・カレンダー確認」を選びました。私は成果物作成などを行うメイン端末として普段ノートパソコンを利用していますが、時間軸や締切を意識しながら作業を行いたい場合は、付箋メモや卓上カレンダーの代わりに、タブレットにタスクリストやカレンダーを表示させて、パソコン画面の脇に置いて視界に入ってくるようにします。利用しているサービスは、Google ToDoリストとGoogleカレンダーです。

2位 ビジネス誌の閲覧

利用シーンBest2位は「ビジネス誌閲覧」です。これはタブレットをタブレットらしく使う最たる用途と言ってもいいでしょう。スマホと比べて画面が大きく、パソコンと比べて軽くて扱いやすい、紙の雑誌と最も近いスタイルで利用できるのが利点です。

私が利用しているサービスは、楽天マガジンとAmazonプライムに含まれるPrime Readingというサービスで、前者は主にビジネス誌、後者はビジネス書の閲覧で利用しており、いずれも月額500円以内で膨大な量の優良コンテンツがそろっているので、かなりお得です。

1位 拡張ディスプレイ作業

利用シーンBest1位は「拡張ディスプレイ作業」です。

意外と思われた方もいるかもしれませんが、専用のアプリをパソコンとタブレットにインストールするだけで、外付けの液晶ディスプレイの代用に使うことができるので、私は重用しています。普段使いの他、出張時にも持ち運びできるので、とても助かっています。利用しているサービスは、SPACEDESKという無料ツールで、Win・Mac・iOS・androidと各種OSに対応したラインナップがそろっています。

以上、私のようなこれまでタブレットについてやや懐疑的であった人にも、“タブレットワーク”を身近に感じてもらえたらと思い、今回確実に元がとれそうな実践方法について紹介させていただきました。

私のようにスマホやパソコンとは明確に用途を分けてタブレット利用するのもいいですし、これまでスマホやパソコンで行っていた作業を一部タブレットに移管して行うのも全くの自由です。ぜひ自分に合った目的を見つけて、仕事の生産性向上やプライベートの充実につなげてもらえればと思います。

岡田 充弘(おかだ・みつひろ)
クロネコキューブ代表取締役

外資系コンサルティング会社を経て謎解き企画会社『クロネコキューブ』を設立。700にもおよぶパソコン時短ワザを集めてマニュアル化している。著書に『爆速パソコン仕事術』(ソシム)『結果もスピードも手に入る 神速スマホ仕事術』(すばる舎)『やりたいことを全部やれる人の仕事術』(PHP研究所)『やめるだけで成果が上がる仕事のムダとり図鑑』(かんき出版)『ビジネスマナーと仕事の基本 ゆる図鑑』(監修)(宝島社)ほか。