忙しくても、ズボらでも、着々と貯めている女性がいます。なにが違うのか。今回、資産1000万円以上の4人に、「1日・1週間・1年」というスケールでコツを聞きました。第1回は個人年収が約650万円、資産が1520万円のりょうこさんのケースです――。(全4回)

※本稿は、「プレジデントウーマン」(2018年8月号)の掲載記事を再編集したものです。

【CASE 1】資産1520万円 りょうこさんの場合
お金を貯めるなら環境が大事!
りょうこさん
●33歳 ●職業:看護師(正社員) ●個人年収(税・保険料込み):約650万円 ●家族:1人暮らし ●趣味:旅行

お金を貯めたい女子が集まる「富女子会」の初期メンバー。看護師として働きながら、最近はリーダーとして運営側に回る。

まずは3年で1000万円貯めることを目標に

りょうこさんが貯金に目覚めたのは25歳のとき。たまたま友だちに誘われて参加したビジネスセミナーで、「富女子会」を主催する永田雄三氏と出会ったのがきっかけだ。

写真=iStock.com/baona

「当時は職場の人間関係の悩みから仕事を辞めたくて仕方なくて。不動産があれば不労所得で暮らしていける、そのためには、まずは3年間で1000万円貯めるんだ、と永田氏から教わりました」

1人暮らしをしながら、月々13万~15万円の貯金をスタート。

「最初は予算立てして管理していましたが、細かい収支が合わないのが辛くて。貯蓄分を先取りして残りは好きに使う方法に切り替えました」

使えるお金が10万円以上減っても、辛かったのは最初の3カ月だけ。3カ月を過ぎると、その収入でやっていけるようになった。

「飲み会を減らし、富女子会のセミナーを受講するようになりました。お金の勉強を始めたことで、働く以外にもお金をふやす方法があることを知り、仕事では会う機会のない人との出会いもありました。選択肢が増えたことで、あれほど辞めたかった仕事も、逆に頑張れています」

1000万円の貯金は4年で達成。念願の不動産投資も始めた。