モテる「女性のメイク」とモテる「棒グラフの色」の共通点

メッセージが伝わりやすくなる「ひと手間」のテクニックをご紹介します。

「ひと手間」といっても、細かく仕上げるという手間が大事だとはかぎりません。まずイメージとして持っていただきたいのは、以前の記事にも登場した「メイク」という言葉です。女性がTPOに合わせたメイクをするのと同じ発想で、ビジネスシーンで使うグラフをつくってみましょう。

たとえばエクセルの棒グラフをつくったとき、棒がすべて同じ色になってはいませんか。資料に入れるグラフは「魅せる」もの。少しメイクアップを施しましょう。グラフもメイクと同じで、手を施したところの印象が変わると同時に、その部分に目が行くものです。

▼見てほしいところだけ、グラフを「メイク」

ところで、花王ソフィーナのプリマヴィスタというブランドは、かつて「厚塗り感のない、マイナス5才肌」というキャッチコピーでPRしていました。同じように、グラフのメイクアップにおいても「厚塗り感」は避けたいところ。やりすぎは禁物です。

先ほどの棒グラフにおいても、色数が多すぎたり、文字を多くしたりすると、どうしてもゴチャゴチャした印象に。「1グラフ1メッセージ」がベスト。もっとも強調したいところ、見てほしいところだけにメイクを施しましょう。