※本稿は、「プレジデントウーマン」(2017年9月号)の特集「幸せなひとり時間」を再編集したものです。
▼プレジデント ウーマン読者アンケート
もし、もっと自由時間が取れたら、何をしたい?
1位:旅行・街歩き:73.7%
2位:キャリアアップの勉強:55.5%
3位:新しい趣味を始める:34.2%
4位:マッサージ・エステなど:33.1%
5位:睡眠・休息:32.5%
※複数回答
お客さんを笑顔にする"問題解決思考"とは
菓子卸売企業でマーケティング担当だった鈴木美和さん。学び始めたきっかけは、出産後、職場復帰し、育児で残業ができなくなったこと。
「以前のように会社に貢献するにはどうしたらよいか悩んだ末、スキルアップして、パフォーマンスの向上を目指すのが近道だと思いました」(鈴木さん)
デザイン思考を選んだのは「社会をよくし、人を幸せにするという目的が明確で、チームで実践できる問題解決の手法だったから。売り上げ至上主義で見失いがちな、消費者を笑顔にするような商品やサービス提供のために、我々はどうすればよいかを考える手法だと直感しました」。
2015年にマスタークラスを受講。会社に貢献するという目的もあり、有給休暇も申請しやすかった。
デザイン思考とは、消費者を理解し、ニーズやインサイトを発見する→そこから消費者の解決したい課題を見つける→解決策となるアイデアを出す→それをもとにプロトタイプをつくりテストする→テストでうまくいかなければ何度でもプロセスの前段階に戻って試行錯誤を繰り返す、という方法論だ。