アイコンとアニメーション機能を使ってみよう
概念図の作成では、物や人の関係性を明確にする必要がある。しかし、ボックスと文字を組み合わせるだけでは味気ないし、わかりづらい。
「そんなときは、可能な限りアイコンに置き換えると、驚くほどわかりやすい図を作成できます。アイコンのフリー素材を提供する『ICOOON MONO』や海外サイトの『iconmonstr』は利用しやすいので私もよく使います」(資料づくりのプロ 森重湧太さん)
チャートを作る際の注意事項は、とにかく詰め込みすぎないこと。
「1ページですべてを見せる必要はありません。まず4、5個のボックスを表示し、いま説明しているボックスのみ色づけすれば、見る人が内容を消化しやすくなります」
視覚効果で注目を集めたいなら、パワーポイントの「アニメーション」機能がおすすめと森重さん。
「アピール」か「フェード」を使って“動き”を追加すれば、ドラマチックな演出効果が得られるという。
「表は徹底的に見やすさを重視します。人の目はまず『枠』を、次に『字』を認知するので、枠で囲うと理解が遅れます。罫線(けいせん)は消して、見せたい数字や文字がストレートに頭に入るよう配慮しましょう」