英語力は二の次。仕事のスキルを磨き、世界で活躍しよう!

日本市場におけるバイリンガルの需要が高まっていると感じます。求人倍率で言うと、2015年の有効求人倍率は全国で1.20倍。これはバブル経済が崩壊した1991年の1.40倍に次ぐ高さです。日本企業がグローバリゼーションの流れを加速させていることや、インバウンドの高まりによって英語や中国語を使える人が必要になっていることが影響しています。

ロバート・ウォルターズ・ジャパン 代表取締役社長 デイビッド・スワン●1971年オーストラリア生まれ。2002年同社に入社し、03年に金融部門のディレクターに就任。09年、日本支社の代表取締役社長に就任。94年に初来日し、20年以上日本に在住。

とりわけ企業が欲しているのが専門性の高い人たちです。たとえばリテール分野のセールス職やIT企業のエンジニア、保険分野のファイナンシャルプランナーやアナリストなどが挙げられます。

女性を求める企業も多く、実際に当社が職業紹介をしている約半数が女性です。仕事の専門性が上がるにしたがってバイリンガルの需要はより高くなります。

さらに海外でも、首都でなければ嫌だとか、きれいなオフィスビルでないとダメといった条件にこだわらなければ、素晴らしいチャンスがあるでしょう。

ただし、女性の場合、英語が堪能でも一般事務職にとどまってしまうケースをよく見ます。原因の一つに、女性の場合、大学でリベラルアーツや言語学を専攻する人が多く、企業が求める専門性につながらないことが考えられます。

グローバル環境で実績を積みたいなら、英語の能力が高いことは有利ではありますが、パーフェクトである必要はありません。社内で意思疎通ができるくらいの英語力があればよいです。それよりは仕事そのもののスキルや専門性の高さが問われているのです。