11~12歳、いろいろな能力が伸びる時期であることを実感

ちなみに、うちの末っ子は、勉強は学校の宿題くらいで、ミニバスケットボールの練習を週に4日、スイミング1日、ギターレッスン1日で、夜も21時過ぎには寝てしまうという生活をしていました。中学受験をした子たちとの勉強量の違いはすごくついていると思いますが、彼はそういう生活をした結果、小学校6年生2月の時点で身長が168cmになり、ミニバスケットボールチームのキャプテンとして仲間たちと楽しくプレイをし、市内の陸上記録会で800m走(男子)の好成績を残したことは、本人の自信になったようです。勉強していない分、他の部分が伸びました。

小学5~6年生の頃は、身体的にも感受性の面でも子どもから大人への切り替わりが始まる時期。「この時期にがんばったことは、今後のその子の財産になるのかもなぁ」と実感しています。勉強をがんばった子は、学習能力が飛躍的に伸びているはずですし、次男は勉強以外の身体能力が伸びる時期でした。さらにこの先の子どもたちの活躍を期待して、卒業・入学と見守っていきましょう。

フリーライター 生島典子(いくしま・のりこ)
投資信託の運用会社、出版社勤務を経て独立し、2004年よりライター・編集者として活動。子育て、家計、住まい、働き方などが主な執筆テーマ。好きなことは、出産と住宅ローン。3人の子どもを助産院で出産した経験あり。