仕事も予定もないのんびりした日は、なぜだかいつもより早く目が覚める――。そんなときは、優雅な気分になれる朝ごはんを作ってみませんか? 朝はパン派だという料理家の桑原奈津子さんから、定評のある“粉もの”の4品を教わった。
ころころっとしたドーナツ(シナモンシュガーとソーセージ)
●甘い系? しょっぱい系? つまんで食べればピクニック気分
ころころとした丸い形がかわいいドーナツは、シナモンシュガーとソーセージ入りの2種。数人で食卓を囲むときにもぴったりだ。
薄力粉……150g/ベーキングパウダー……4g/卵……1個/砂糖……50g/牛乳……100ml/バター……20g/シナモンシュガー(砂糖……30g/シナモンパウダー……1~2g)/ソーセージ……2~3本/揚げ油……適量
【下準備】バターは湯せんにかけて溶かす/シナモンシュガーの材料を大きめのビニール袋に入れてふり混ぜる/ソーセージは1.5cmの角切りを6個用意する
●作り方
(1)ボウルに卵を割り入れ、泡立て器でほぐし、砂糖を加えてよく混ぜる。牛乳を混ぜてから、バターを加えて混ぜる。
(2)薄力粉、ベーキングパウダーを合わせて1のボウルにふるい入れ、ダマがなくなるまですばやく混ぜる。
(3)フライパンに揚げ油を中火にかけ、170℃に熱する。まずは、2の生地の半量でシナモンシュガードーナツをつくる。スプーンで生地をすくい、別のスプーンで揚げ油に落とし入れる(a)。弱めの中火にし、菜箸で転がしながらきつね色になるまで3分ほど揚げる。
(4)粗熱を取ったら、シナモンシュガーの袋に入れて、袋をふりながら全体にまぶす。
(5)残りの生地で、ソーセージ入りドーナツをつくる。スプーンですくった生地の上にソーセージをのせ、別のスプーンで生地をかぶせる(b)。3と同じ要領で揚げて、きつね色になるまで3分半ほど揚げる。
大学卒業後、カフェのベーカリー、大手製粉会社の開発等を経て料理家へ。日々のごはん&キップルの写真をツイッターで公開中。著書に『パンといっぴき』(パイインターナショナル)、『「しっとり」と「ふかふか」生地がおいしいパンケーキ』(家の光協会)など。
撮影=平松唯加子