仕事や家事に追われて、いつも忙しい日本の女性たち。一方、世界に目を向けてみれば、働く女性の環境や考え方は多種多様。どんな1日を過ごし、どう働いているのか、覗いてみましょう!

プライベートライフこそが大事

ドイツ・デュッセルドルフにある日系商社のヨーロッパ支社で働くナディンさん。事務アシスタントとして、事務や経理、顧客対応やマネジャーのサポートなどの業務を行っている。

【写真上】ナディンさん(27歳)【写真下】芸術大学で学んでいたというナディンさんの作品。帰宅後の自由時間を使って創作活動をしている。頑張ったごほうびは、欲しいものを買うこと(最近買ったのは “チェキ”)。

ドイツではフレックスタイム制を採用している企業も多いというが、ナディンさんの場合はフルタイム制。平日は基本的に残業せず、定時に退社する。土日はしっかり休み、有給休暇も年間30日。これは、ドイツのオフィスワーカーの一般的な働き方なんだとか。

「仕事でスピードが重視されることはあまりないのですが、定時に退社するために優先順位を決めて効率的にこなしています」

何より大切なのは、自分の時間。帰宅後に絵を描いたり、休暇をとってあちこち旅行するのが一番の楽しみだ。

「2014年にはロンドンへ行きましたが、とても素晴らしい街でした。私は独身なので、休みの日は街に出かけたり、家族に会いにいくことが多いんです。絵を描くことは趣味ですが、いつかギャラリーに展示してみんなに見てもらえたらうれしいですね」


ナディンさんの1日

08:10 出勤
13:00 ランチ(自分で作ったお弁当を食べる)
17:15 退勤
18:15 帰宅
19:00 夕食
20:00 自由時間(毎週水曜日は水泳教室)
23:00 就寝


編集協力=滝口智子(GreenCreate)