長男が希望するエリアは、そもそも物件価格が高いので、家賃5万円では古くて狭くて遠い物件しかありません。「駅からは遠くてもいい、住めればいい」というので、渋々探し始めたのでした。

最初に飛び込みで行った駅前の不動産屋で3~4件の物件を見せてもらい、入居申し込みをした物件は、最寄駅から徒歩25分(バスで10分とか)。家賃3万8000円、共益費1000円の1K。「これって、最寄り駅、中央線じゃなくて京王線じゃない?」という場所でした。

ところが、そこは前の入居者が出たばかりでリフォームに時間がかかるため、4月中旬でないと入居できないということで、お断り。次を探すことに。

アパートを借りるお金は、全部で約20万円

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アパートを借りるお金

次はネットで調べた新宿駅近くの不動産屋に行きました。私が出した条件は、家賃5万円以内と築30年以内(できれば25年以内、もちろん新しいほどよい)。地震の心配があるので、住宅の新耐震基準が導入された1981年以降に建てられた物件が最低限の条件でした。新宿を拠点に5~6件を見せてもらい、結局中央線の最寄駅から徒歩20分程度の1Kの物件に決めました。決め手は、キッチンと洗濯機置き場が居室とは別だったことと、部屋も広めできれいだったこと。家賃4万7000円、共益費3000円で、ぴったり5万円の物件です。

結局、アパートを借りるためにかかったお金は、合計19万8700円(詳細は図表参照)でした。

シェアハウスや寮暮らしを選べば、初期投資が減らせる

余談ですが、新宿の不動産屋に行こうと思ったのは、ネットで検索したコストパフォーマンスのいい物件があったから。店に出向いて調べてもらったら、どうも事故物件だったらしいとのこと。担当者から、「まだ空いてますから、見に行くだけ行きますか?」と言われましたが……、遠慮しました。大都会・東京(古い表現ですみません)では実際にそんな物件があるのだと、肌身で感じた出来事でした。