ウォシュレットを装備
におい対策も徹底
足腰の弱くなってきた高齢者の前向きな気持ちや自立を後押しするベッドサイド水洗トイレ。機能面での最大のメリットは、その名のとおり“水洗”であることだ。寝室をいつも清潔に保てることに加え、介護する人がトイレの後始末をする必要がないことも大きい。その分負担が軽くなるのはもちろんだが、排せつ介護を受けている高齢者からよく聞かれるのは、「家族や他人に自分の排せつ物を見られたくない」という声だ。言われてみれば当然だが、この水洗トイレはそうした当たり前の思いにきちんと応えてくれる。
気になるにおいについても、徹底した対策がとられており、排便時には脱臭機能により臭気を吸引し、触媒で分解。洗浄時も、便器の後ろに設けられたエアバッグに臭気を回収する仕組みになっている。使用していないとき、便器内の水がにおいの逆流を防いでくれるのは従来の水洗トイレと同じだ。
さらにベッドサイド水洗トイレにはウォシュレットが標準装備。これも利用者にはうれしい機能で、おしりの清潔、快適をしっかり保つことができる。暖房便座も付いているため、冬場、便座に腰を下ろしたときの「ヒヤリ」を心配する必要もない。
そして、もう一つ見逃せないのが、トイレが固定式ではなく、大人2人程度で場所を移動できるという点だろう。給排水管も柔軟性があるのでベッドの配置を変えたときなど、それに応じてトイレの向きや位置を調整可能。またベッドサイド水洗トイレが不要になった際は、撤去して部屋を通常の寝室などに戻すこともできる。