なんでヘビイチゴという名前がついた?
答えをすぐに教えない姿勢は、勉強だけに限った話ではありません。
散歩中に出会う植物一つをとっても、教育のチャンスがあります。道に生えているヘビイチゴを見かけて、子どもに植物の名前を教えてあげることは簡単ですが、東大生の家庭ではそのようなことはしません。
答えではなく、ひとこと子どもに聞くだけです。
「ヘビとイチゴって不思議だよね。なんでヘビイチゴって名前がついたんだと思う?」
質問を投げかけるだけで、子どもの思考が動き始めます。
「ヘビが食べるのかな?」「イチゴに似てるけど、毒があるから?」「湿ったところに生えてるからヘビが出そうなのかも!」などと、次々に仮説を立て始めるのです。自分で理由を理解できれば、しっかりと記憶にも残ります。
子どもに「自分で考える習慣」作る距離感
正解にたどり着くことが目的ではありません。親の問いかけで、子どもに「なぜ?」「どうして?」と考える余白を提示しているのです。問いかけ一つで、ただ名前を知るだけの知識が、「思考」と「興味」に変わります。
自分で導き出した答えや発見は、ただの情報ではなく「自分のもの」になります。困ったときには一緒に考え、応援し、支える。ただし、答えを与えることはしない。
この距離感が、子どもに「自分で考える習慣」をつくっていきます。子どもの頭のなかに、思考の種をまく問いかけを進んでしていきましょう。
●ポイント 子どもに、「考えて」「考えて」「考えて」もらう


