Z世代の「両面」を知っておく
だから、「今の子はすぐ整形するのか」と言ってしまうと、若い人たちは“わかってくれていない”と感じます。逆に「容姿にとらわれない、いい時代だね」と言っても、“現実は違うのに”と思われてしまう。この両面を知っておくことが、若い人とコミュニケーションを取るうえで、すごく大切なのではないかと僕は思っています。
眉を消し、歯を黒く塗る。一見すると理解しがたいその行動の奥には、相反する二つの圧力の間で揺れる、Z世代のリアルな心理があるのです。
1977年東京都生まれ。慶應義塾大学商学部卒業後、博報堂入社。博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダーを経て、現在はマーケティングアナリスト。2022年より芝浦工業大学教授に就任。2003年、JAAA広告賞・新人部門賞を受賞。主な著作に『ヤンキー経済 消費の主役・新保守層の正体』(幻冬舎新書)、『パリピ経済 パーティーピープルが経済を動かす』(新潮新書)、『Z世代 若者はなぜインスタ・TikTokにハマるのか?』(光文社新書)、『寡欲都市TOKYO』(角川新書)、『Z世代に学ぶ超バズテク図鑑』(PHP研究所)などがある。