条件が多い人ほど、婚活を頑張っていた
ここで研究はさらに意外な結果を示します。
理想が高い人は、婚活を諦めているのでしょうか。
答えは逆でした。
条件が多い人ほど、婚活イベント、紹介、知人ネットワーク、マッチングアプリなど、より多くの方法で積極的に相手を探していたのです。しかも、「結婚したい」という気持ちが強い人ほど、その傾向は強くなりました。
理想が高い人は受け身なのではない。むしろ行動量は多い。ここだけ見ると、条件が多い人ほど結婚に近づきそうです。
ところが、現実はさらに意外でした。
頑張る人ほど結婚しにくい
条件を多く持つ人ほど、翌年までに結婚する確率は低かったのです。
探している。努力している。行動している。それでも結婚につながりにくい。
理由はシンプルです。条件が増えるほど、条件を満たす相手が減るからです。
しかも、結婚を遠ざけていた条件には特徴がありました。
女性では「相手の収入」。男性では「相手の年齢」と「外見」。
つまり、伝統的な男女役割と結びついた条件ほど、結婚への壁になっていたのです。
この研究が私たちに突きつけるのは、男性は「若さと美貌」を求め、女性は「年収」を求めるという、昭和の時代からアップデートされていない価値観の存在です。
しかし、時代は変わり、女性の高学歴が進み、年収も高くなっています。この女性が自分と同等以上の年収の高い男性を探そうとしても、その数は限られてくるでしょう。一方男性は依然として相手の見た目と若さを追い求める。
これらのミスマッチが日本の婚姻率の低下の原因の一つになっていると言えるではないでしょうか。
それではこの問題をどう解決していけばいいのでしょう。