「親挨拶」に信じられない服装で現れた男性
実は、このカップル以外にも、両親挨拶の席がきっかけで、壊れたご縁はある。
ある33歳女性の婚活相手は年収1800万円の45歳で一回り年上だったが、彼女の両親に彼を紹介。年齢差を気にした彼女の父親が、しつこく生命保険加入の確約を要求。加えて、妻子を残して先立った際の、生活費の約束などを迫った。
この話をされている時に、彼女は一切自分の父親の発言を止めず、言いたい放題にさせ、彼の援護を一切しなかったということで、男性側から交際終了宣言を受けた。親の言いなりにしかならない配偶者との結婚は、いくら年齢差があったとしても望まないというのは当然である。
また、別の35歳のシングルマザーに育てられた女性のご縁は、37歳の会社経営者の御曹司。結婚のあいさつに、彼が彼女の母親に会った際の彼の出で立ちは、パーカーにスニーカーという非常にカジュアルなもの。
一方の母親は、カチッとしたスーツに、パールのネックレス。どこかのパーティにも行けるレベルの装いで、娘の未来の配偶者と会うのを楽しみにしてきた。立派に娘を育ててきた自負がある母親は、普段着に近い男性の服装に、バカにされた、と嘆き悲しんだ。
仲良し母子家庭で育った彼女は、母親が反対する相手とは結婚できないと好条件な相手との交際終了を決意。
ケジメはケジメ。人生の節目である親挨拶を、簡単に考えてはならないということである。
日ごろから親と婚活の話をしておいたほうがいい
結婚相談所の婚活は、お見合いから婚約までの期間が6カ月と短いため、自分の子供が婚活をしていることを知らない親にとっては、結婚を聞かされ、青天の霹靂に感じることは少なくない。
親は、子供が結婚しないことを心配しているものの、いきなり結婚すると言い出せば、もろ手を挙げて喜んでくれるとは限らない。親なら、心配が先に立つ。どんな相手なのか。信頼できるか。人柄はどうか。何よりも子供が幸せになれるのか……。
婚活をしているなら、そのことは親に伝えておくべきであるが、親孝行が災いして、伝えてしまうと、良い報告がなかなかできないと、自分自身が「一日も早く結婚しなくては」と負担に感じてしまうこともある。
親に、婚活報告をしたばかりに「まだか、まだか」と親の期待ばかりが先行されてしまうこともあるかもしれない。
親の時代より、令和の現在のほうが、結婚はむしろ難しいものになっている。マスメディアで、婚活が取り上げられたり、各地方の自治体が(東京都ですら)やっきになって婚活支援に力を入れていたとしても、その実態は親世代には伝わりにくい。
だからこそ、機会があれば、親ともコミュニケーションをとり、婚活事情などについて、会話の機会を持つことが望ましい。