主人公にしては度が過ぎる発言
ことに蔦重と歌麿の関係においては、歌麿の側に感情移入した視聴者が多かったと思う。第45回「その名は写楽」(11月23日放送)では、蔦重から離れた歌麿のもとを、蔦重の妻のてい(橋本愛)が訪ね、「戻ってやってはいただけませんか?」といって頭を下げた。
その際、歌麿が残した下絵を蔦重が錦絵に仕立てた『歌撰恋之部』を持参し、歌麿の意図を汲んだ出来栄えを強調し、歌麿のことをこれほど理解できる出版業者はほかにいないはずで、蔦重にとっても歌麿ほどわかり合える絵師はいない、と説き伏せた。その結果、歌麿は蔦重のもと戻るのだが、そもそも歌麿が蔦重から遠ざかった原因は、「べらぼう」で描かれたところでは、蔦重の度がすぎるKYにあった。
ここから先は無料会員限定です。
無料会員登録で今すぐ全文が読めます。
- 30秒で世の中の話題と動きがチェックできる限定メルマガ配信
- 約5万本の無料会員記事が閲覧可能
- 記事を印刷して資料やアーカイブとして利用可能
- 記事をブックマーク可能