家族だけで抱え込まない
不登校の子の支援は学年や学校、教師の対応によっても異なりますが、どんなケースでも家庭と学校、専門機関など外部との連携が大切なのはいうまでもありません。
親が外部とつながることは、子どもの支援にもなる
不登校の問題を家族だけで抱え込もうとするのは「最悪の選択」です。外部との連携が希薄だと家族が孤立し追い詰められて、回復が困難になります。視野が狭くなると心配や不安感が過剰になり、過度に子どもに介入することになってしまいます。叱責したり無理に登校を促したりすれば、子どもは追い詰められ、一層殻に閉じこもってしまうでしょう。
不登校の子を支える親御さんは、自分自身も社会から支えられないといけません。「自分が子どもを支えないと」と必死になる前に、自分も「支えられるべき立場」だという認識をもってください。親自身が外部とつながっていることで、子どもも安心します。そのつながりは、子どもが将来的に社会とのつながりを回復するときに役立ちます。
“中学のうち”に支援を求める
日本では中学までは義務教育なので支援も手厚く、社会に守られて育ちますが、中学卒業と同時に公的な教育支援が途絶えてしまいます。このため長期不登校のまま中学を卒業した子どもは、卒業と同時に社会とのつながりがなくなり、本人も家族も孤立しがちです。
こうした中学卒業後の「支援の空白期間」は、大きな課題となっています。いったん支援が途切れると、そのまま不登校やひきこもりが長期化し、うつ病やゲーム依存症など、問題が大きくなるまで次の支援の手が入らない可能性があります。
中学から高校への進学時は、不登校の子が社会に復帰する絶好のタイミングです。この時期は、巣から飛び立とうとする子に強い「上昇気流」が吹くので、子どもは思いきって飛び立ちやすいのです。
近年は高校も多様化し、不登校の生徒に対応した公的な高校も設立されています。中学卒業前に情報収集を行って、ぜひこの好機を利用してほしいと思います。


