「どうしてできないの」よりも「どこができなかったの」
そのためには、子どもの行動を見るときは「加点方式」で見ることが必要です。子どもの行動を加点方式で見るとは、子どものよいところを見つけたら加点していくのですから、この習慣をつけると、自然と子どもの行動の過程を見ることが多くなり、努力した点が目につくようになります。この加点主義と減点主義の差がとても大きいのです。
3つめは、失敗の原因を「人」から「事」に焦点化させ、前向きに考えさせる言葉がけです。失敗をした人は少なからず、自分の失敗を悔いて後ろ向きになりがちです。このようなときは、失敗した現状から、次に目を向けることができるようにすることが子どもの支援になるのです。そのためには失敗の原因を明らかにして、次はどのような点に気をつけて行動していくのかを踏まえることが必要です。
失敗した原因を明確にする際、「なぜ(あなたは)失敗したのか?」と「人」を主語にして問いを考えると、その人を責めるような気持ちになるものです。このようなときは、「失敗の原因は何だったのか?」と「事」を主語にして原因を考えると、その人を非難することなく、「次はどんな部分に気をつけて行動していこうか?」と、前向きに考え、言葉がけできるようになるのです。例として、「どうして(あなたは)できないの?」⇒「どこができなかったのかな?」という具合です。



