“子供と盛り上がるため”の3ステップ
大したことないと思うかもしれませんが、この会話法は驚くほど関係をよくします。私は子どもにはもちろん、職場で生徒達にも使ってみてとても好評でした。不登校の子どもの保護者にも必ず実践してもらっているのですが、全く会話のなかった親子に会話が増えるきっかけになったり、既読無視されていたLINEのメッセージが6カ月ぶりに既読がついたという報告をいただいたりしています。
具体的なやり方を3ステップでご説明しましょう。
①いまあなたがしている作業は止めて、子どもの方向に体を向ける
②話は遮らず、子どもと一緒に喜ぶ
③内容の具体的な行動やお子さんがどんな働きかけをしたのか質問をする
これだけですが効果は抜群です。例えば、「オンラインゲームで高得点を取って初めて1位になったよ」と子どもが嬉しそうに話かけてきたとします。あなたはこのように思うかもしれません。
「ゲームなんかしても何の意味もない。いつまでやり続けるつもりなの?」
「ゲームよりも勉強を先にしてほしい」
「いつも無視するくせに、自分の気分のいいときだけ話しかけてきて何なの?」
勉強をせずにゲームばかりしている子どもに、批判的な気持ちが湧いてくるのではないでしょうか。
一緒に喜び、質問してみる
もし、実際にこのような言葉を言ったとしたら、子どもはどうなるでしょうか。腹を立てて部屋を出て行くか、あるいは「うるさい」と言い返してくるかもしれません。きっと、「もうあなたには話しかけないでおこう」と思ってしまうでしょう。否定の言葉は関係を悪くします。
ここは、せっかく話しかけてくれたのですから我慢して、3ステップの会話法で話してみましょう。まず手を止めて、次のように言葉を返すといいでしょう。
「よかったね(喜びを表現する)。そのゲームは、得点を上げるにはどうすればいいの? どこが苦労したの?(行動や働きかけに対する質問をする)」
これまで親に話す回数がめっきり減った子どもであっても、水を得た魚のように喋り出すことがあります。基本的に不登校の子どもの多くは、親に話しかけても学校や勉強などの説教に変わってしまうと認識しています。
3ステップの会話法はそうした気持ちを、「楽しい気分を台なしにするような返答を親はもうしない」のだという気持へと切り替えてくれます。それが親への信頼感につながって、本心を親に話してくれる段階へと移るようになるのです。徐々に信頼関係を構築していくことで、話してくれる内容も増えてくるでしょう。



