――男性中心の「飲みニュケーション」などで物事が決まることはありますか?

【銀行】昔は飲み会は必須だったけど、今はそれほどでもないな。飲みが好きな人は好きな人同士行っているけれど、そこで物事が決まるというほどではない。

男中心といえば、飲み会よりも喫煙ルームでの「タバコ会議」みたいなものはやっぱりありますね。上司がタバコ吸う人だと、大事な話とか「ちょっと行こう」って喫煙ルームへ。担当じゃない人もいるし、関係者が全員いないのに、密室で話が決まる。僕はタバコ一切吸わないから、男でも気分はよくないし、本当にそれでいいのかと思う。

【商社】昔は飲み会って、上司に誘われたら必ず行かなきゃいけないものだったみたいだけど、それってやっぱり昭和カルチャーだよね。特にうちは共働きだし、突然、妻との夕食をキャンセルすると家庭崩壊のもと。部下との飲みでも「事前にアポ入れて」ほしいと、イマドキの部下はみな思ってますよ。でもなかなか「うちにご飯があるから帰る」とは言えない。ちょっとだけいいじゃんって上司に言われて、最終的には2回ご飯食べる(笑)。

【銀行】飲みがコミュニケーションと思っている上司は飲み会をやるし、自分が若い頃無理に誘われてイヤだったし、今はパワハラになりそうで誘わないという上司もいる。

でも、個人的にはたまには必要かなと思います。今は市況も厳しくて、プライベートな話をする機会も時間もないし、支店で談笑してるだけでお客さんに怒られることもあるから。でも、会社って1日の大半を過ごすところなので、あまりにドライな環境だと辛いでしょう。