書名タイトル編

著者名と同様に、役に立った本ランキングでは「話題の本」「好きな本」が上位にきた印象を受ける。これはハロー効果と呼ばれ、人は有名なものを、評価されているというふうに思い込む傾向があると考えられる。そこで「目につく本=役に立つに違いない」と思っているのかもしれない。『もしドラ』が2位というのが象徴的だろう。

また、『竜馬がゆく』『坂の上の雲』『徳川家康』『織田信長』等、歴史物の強さが目立つ。戦国武将や幕末の志士の生きざまの中に、競争社会で生き抜くコツを見出そうとしたり、人情物から人の心の機微を読み取って上司や部下など社内の人間関係に生かそうとしたりという意図を感じる。こうしたエンターテインメント系の小説は、仕事の合間に読めるということもあるだろう。コミック『ワンピース』『北斗の拳』が役に立つということは、仕事の場でもメンタルな部分が必要なのだと解釈できるかもしれない。

しかし他者に差をつけるためには、読書の時間をつくって専門書への挑戦が必要になるはずだ。

Recommend books

『竜馬がゆく』司馬遼太郎・著

竜馬の劇的な生涯を中心に、ひたむきに生きた若者たちを描く長篇小説。

『三国志』横山光輝・著

劉備、孔明を主人公に、黄巾の乱から蜀の滅亡までを描いた全60巻に及ぶ長大な作品。現在でも根強い人気を誇る。

『7つの習慣』スティーブン・コヴィー・著

世界で1000万部以上を売り上げ、ビジネス書として今でもベストセラーを続けている。

『金持ち父さん 貧乏父さん』ロバート・キヨサキ・著

全く違うタイプである2人の人物の影響を受けて構築した、ユニークな経済論を展開。