相手のマインドに興味がないことが伝わっている

確かに心配してくれて始まった会話ですので同僚は本当に心配はしてくれているのだと思います。しかし、気がついたら単なるうんちく自慢になっていますし、話を聞いているうちにあなたよりも知識を持っていることを示してマウントを取ろうとしているようにすら思えてきます。

小林音子『アメリカの中高生が学んでいる話し方の授業』(SBクリエイティブ)
小林音子『アメリカの中高生が学んでいる話し方の授業』(SBクリエイティブ)

同僚が自己中心のマインドでコミュニケーションを取ろうとしているために、あなたを余計疲れさせる状況になってしまったのです。この例のように、自分の知識自慢をしてしまうのは、相手よりも自分のほうが知識において勝っている、優位に立っている、そしてそのことを自慢して相手に感心してほしい、褒めてほしいという承認欲求があるためです。

そしてなぜ、相手から頼まれてもいないのにアドバイスをすることが嫌われてしまうことになるのかというと、実は相手のことを理解しようとしていない、相手のマインドに興味がないことを表してしまうからです。

自分の気持ちや考えをあからさまに無視されれば、誰でも良い気分はしません。ですから、求められてもいないのにアドバイスを行うことは自重しましょう。いわゆる「余計なお世話」になってしまいます。それよりも、まずは相手が聞いてほしいと思っていることに耳を傾けるようにしましょう。

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