「相手6割:自分4割」で話すことを目指す

たとえば「今度3人で会って近況報告を兼ねた女子会でもしない?」と誰かが声をかけて、実際に3人がカフェなどに集まったときに、「ねえねえ聞いてよ」と1人が恋人との別れ話を始めました。

やがて2時間ほど経ち、「2人は最近どう?」と尋ねたときに、別の1人が「ずいぶん長居しちゃったし、そろそろ帰るわ」と言いだしたとします。この場合、失恋話をした彼女は気持ちがスッキリしたかもしれませんが、他の2人には全く近況報告をする時間が与えられなかったので、「貴重な時間をひとり占めされた」と思われても仕方ありません。自分の別れ話に夢中になっていた彼女は、相手のことを全く考えていなかったのです。

会話によるコミュニケーションを取るときには、気持ち的には相手6割に対して自分が4割話すくらいを目指しましょう。もっと好かれたいという場合には、相手が8割で自分が2割くらいを目指します。

先程の例のように、3人で会話を行うのであれば、単純に自分の話す量を3分の1にするのではなく、自分は5分の1、他の2人がそれぞれ5分の2になるくらいを目指し、どちらかというと、話すより傾聴する姿勢に重心を置くと、好感を持たれやすくなります。

このような時間配分を行えるようになるためにも、自己中心のマインドではなく、相手のことも考えるマインドを持ちましょう。話す時間を一人で独占しないことや、他の人の話を聞く時間を自分だけの時間にしないように気をつけましょう。

飲み物を飲みながら話をする3人の女性
写真=iStock.com/koumaru
※写真はイメージです

「その日ね、私の誕生日なの」と言ってくる友人

【NG2】相手を都合よく動かそうとする

ある日、友人と過ごしているときの別れ際に、友人が「◯月◯日の夜、空いてる?」と尋ねてきました。特に予定はないと答えると、「その日ね、私の誕生日なの」と言ってきました。

このような会話の流れであれば、あなたは「それじゃあ、誕生日をお祝いしなくちゃね。ご飯でも行く?」と言わないといけない雰囲気になりますよね。すると友人は、「え、いいの?」などと驚いて見せるかもしれませんが、どう見ても、その友人は最初からお祝いしてほしい感を出していました。

この場合、友人は満たされたかもしれませんが、あなたは複雑な気持ちです。無理やり言わされたという気持ちが残るためです。あなたは、友人の承認欲求を満たす対象に選ばれた可能性があります。友人は、自分が祝われている絵が欲しかったのかもしれません。

もしかすると今どきなら、レストランであなたと乾杯している写真を撮ってSNSにアップするかもしれません。「お友達に誕生日をお祝いしてもらいました!」とコメントを入れて。あなたに誕生日を祝わせるだけでなく、人から祝福されている自分を演出し、SNSのフォロワーにも承認されたいという計画があるのかもしれません。