お金持ちになれる人と貧乏な人の差

私の研究によると、リスクテイクのスケール感というのは、その人の経験によって大きく異なってきます。大きな決断を迫られることが多い経営者やリーダーなどは、特にこのスケール感が問われる立場にいるといえます。そして、まさに、ここがお金持ちと貧乏人の間にある、決定的な脳の使い方の違いのポイントとなるのです。

茂木健一郎『一生お金に困らない脳の使い方』(リベラル社)
茂木健一郎『一生お金に困らない脳の使い方』(リベラル社)

お金持ちになった人というのは、数多くの修羅場やリスクを経験しつつ、ピンチをチャンスに変えてきた人たちです。すなわち、リスクテイクに優れているということです。

その一方で、貧乏な人というのは、うまくリスクテイクができず、修羅場を潜り抜けられず借金をしてしまったり、投資に失敗してしまうことになってしまいます。

人生におけるチャンスというのは、万人に平等に与えられていると私は考えています。

それをものにできる人とできない人、お金持ちになれる人と貧乏な人の差とは、日々努力をし、そこから生まれる経験やスキルを積み重ね、最後の最後、それこそ99%まで成功に近づいたときに、最後の1%で脳の感情システムをフル回転させ、確実性と不確実性を計算しながらリスクテイクをしっかりと考えることができるかどうかというところにあるのだと思います。

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