中高生の子どもがスマホを使いすぎているとき、親はどうすべきか。心理療法士のイザベル・フィリオザ氏は、「長時間利用を頭ごなしに注意すると、子どもは余計にスマホに執着する。制限や禁止ではなく『ルール』を決めることが重要だ」という――。

※本稿は、イザベル・フィリオザ『12~17歳 子どもの気持ちがわかる本』(かんき出版)の一部を再編集したものです。

リビングルームでスマホを見る人
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10代の社会的欲求を満たすスマホ

ティーンエージャーの脳は、彼らに社会的な刺激を求め、人と出会い、グループを作ることを促します。いつの時代にも若者は群れになって歩き回ります。

思春期は最初の愛着の対象である親からの離脱のプロセスを成し遂げ、仲間との愛着へ、新しい方向へ向かう時期です。この頃ほどに出会いやつながりを求め、他者との関係を結びたいという強い衝動を覚えることはこの先二度とないでしょう。

その他者との関係性において現代で重要な役割を果たしているのがスマートフォンです。ときに子どもはスマホに夢中になりすぎ、何度注意してもスマホを長時間使用するのがやめられないということもあるでしょう。

子どもの心の声
パパだっていつも何か別のことをしている。どっちにしろ、パパは僕のことが嫌いなんだ。友だちといるほうがいい。

こんなとき、親はどう対応するのが有効でしょうか。