地球の国々は運命共同体

いまの時代、日本にも多くの外国人が住んでいるし、外国でしかつくれない技術やもの、知識も日本に入ってきているよね。そのおかげで日本は豊かになり、技術も進歩していってるんだ。逆も同じことで、外国に住む日本人も多くいれば、日本の技術で外国を助けていることもある。考えがちがっていても、たがいに助け合うことで、いまの平和な生活は守られているんだ。

これまで見てきた通り、世界の国は複雑な関係性の中で助け合って生きているから、かんたんに敵と味方を分けられない。1つの強大な国が、すべてを自由にできるわけじゃないんだ。つまり地球の国々は、運命共同体ともいえる。だから「他国と争って勝つ」ではなく、「みんなで豊かに生きていく」方法を考えることがもっとも大切だ。

地政学はそんな考え方の大きなヒントになるはずだよ。

【関連記事】
元海自特殊部隊員が語る「中国が尖閣諸島に手を出せない理由」
1230kmのパイプラインも作ったが…ロシア依存だったドイツが超強気に急変した本当の理由
「2035年までに中国と台湾を陸続きにする」異例の3期目に入った習近平が抱くおそろしい野望の中身
「こんなにうまくプーチンが引っかかるとは」ウクライナ戦争をアメリカが引き起こしたといえる残念な証拠
「防衛費増額」の是非を議論している場合ではない…平和ボケで国防軍がボロボロになったドイツの教訓