2016年1月28日(木)

日本での本命は「決済」分野!? 未来を拓くFinTech企業を見逃すな!

ガラパゴス化しかねないニッポン金融への警鐘 第2回

PRESIDENT Online スペシャル

著者
渡邊 竜士 わたなべ・りゅうし
トムソン・ロイター・マーケッツ執行役員

1972年、東京都生まれ、米国育ち。96年慶應義塾大学総合政策学部卒、同年野村證券入社。99年スイス野村バンク、2006年野村證券グローバルヘッジファンドセールスなど、主に国際部門にて経験を重ねる。12年野村インターナショナル(香港)のマネージング・ダイレクターを経て、14年よりトムソン・ロイター・マーケッツに入社して現職。トムソン・ロイターの経営企画や営業戦略等を担当している。
→トムソン・ロイター・ジャパン ViewPoint http://viewpoint.thomsonreutersjapan.jp/

渡邊竜士=文
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金融の未来に重要な11のイノベーション

前回コラム(http://president.jp/articles/-/16921)では世界経済フォーラム(通称ダボス会議)の分科会 Disruptive Innovation in Financial Services(直訳:金融サービスにおける破壊的イノベーション) や、The Future of Financial Services(直訳:金融サービスの未来)調査報告書、そして海外で最も大きく影響が出ている分野として「貸し付け(ローン)」を取り挙げた。

図を拡大
金融サービスの未来に欠かせない11イノベーション
*The Future of Financial Services, 2015年6月; 世界経済フォーラム

少し話が逆行する形になるが、前述の調査報告書で挙げられている「金融サービスの未来にとって重要な6つの金融機能と11のイノベーション」を紹介したい(図1)。金融は経済活動と表裏一体にあり、資金、又は価値の流通を意味するが、その機能が、わかりやすく6つにまとめられている。余談ではあるが、これが本質的な金融業務であり、金融用語でいう「アンバンドリング」が進んだ最終形とも言える。

 

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