入社3年以内に大きな差がつき、将来の道が分かれる時代になった。こんな時代だからこそ「きちんとしている」と、ミドルクラスだけでなく、エグゼクティブ、トップ層に評価されることの重要性が年々高まってきている。では、“きちんとしている”“できる社員”と言われるための最低限のポイントは何だろうか。エグゼクティブ、トップ層向け「スピーチコンサルタント」として活躍する元NHKキャスター17年のキャリアを持つ矢野香。「信頼を勝ち取る」話し方、行動の仕方を5回にわたってお届けする。

同じものを頼むと共通の話題で仲良くなれる

楽しみながら食事を一緒にするのは、動物ではヒトくらいのものです。

動物は、たいてい隠しながら食べるものです。

一緒に食事をするのは、ヒトとしての本能を見せ合うことでもあり、だからこそ、一緒に食事をすると仲良くなりやすいのです。

『「きちんとしている」と言われる「話し方」の教科書』(矢野 香著・プレジデント社)

一緒に食事をするときに意識してもらいたいのは、いわゆる「とりあえずビール」というような、みんなで同じものを飲む習慣です。

みんなが同じものを頼むときに、1人だけ違うものにしないことです。

ランチのときも同じです。Aランチが肉、Bランチが魚だったとしましょう。上司が「魚」と言ったら自分も「魚」と、同じものを頼みましょう。そうすれば、「この魚、おいしいですね」とか、同じ食事での共通の話題づくりができます。

これが恋人同士なら、「肉にする? じゃあこっちは魚にするから、半分ずつシェアしようか」と言って楽しむことができますが、かなり親しい関係しか、そのようなことはできません。

上司が魚を頼んだなら、「あ、私も今日は魚の気分でした」というように、「同じ」であることをさりげなく伝えましょう。

共通の話題、共通の感覚をもっていうという意識があると、急速に仲良くなることができます。

食事を一緒にするのは、仲良くなる絶好のチャンスです。

[きちんと会話のルール]食事は、同じものを頼むと共通の話題で仲良くなれる

※本記事は書籍『「きちんとしている」と言われる「話し方」の教科書』(矢野 香著・プレジデント社)からの抜粋です。