2016年1月14日(木)

食事は上司と同じものを頼むほうがいい理由

組織で確実に評価される「きちんと会話」【3】

PRESIDENT Online スペシャル /PRESIDENT BOOKS

著者
矢野 香 やの・かおり
スピーチコンサルタント

矢野 香信頼を勝ち取る「正統派スピーチ」指導の第一人者。NHKでのキャスター歴17年。おもにニュース報道番組を担当し、番組視聴率20%超えを記録。2011年、「話をする人の印象形成」の研究(主に心理学)で、大学院で修士号を取得。現在は、国立大学の教員として研究を続けながら、他者からの評価を上げるコミュニケーションの専門家として、政治家の選挙演説対策、大手企業の株主総会対策、役員候補者研修、学生の就職面接対策など、幅広い層に「信頼を勝ち取るスキル」を指導している。話し方・表情・動作の指導に定評があり、過去の受講生にはプロの話し手も多数。クライアントには、日立製作所、武田薬品工業、リクルートホールディングスなどの大手企業、著名人が名を連ねる。著書に、ともにベストセラーとなった『その話し方では軽すぎます!――エグゼクティブが鍛えている「人前で話す技法」』(すばる舎)、『【NHK式+心理学】1分で一生の信頼を勝ち取る法――NHK式7つのルール』(ダイヤモンド社)などがある。

スピーチコンサルタント 矢野香=文
入社3年以内に大きな差がつき、将来の道が分かれる時代になった。こんな時代だからこそ「きちんとしている」と、ミドルクラスだけでなく、エグゼクティブ、トップ層に評価されることの重要性が年々高まってきている。では、“きちんとしている”“できる社員”と言われるための最低限のポイントは何だろうか。エグゼクティブ、トップ層向け「スピーチコンサルタント」として活躍する元NHKキャスター17年のキャリアを持つ矢野香。「信頼を勝ち取る」話し方、行動の仕方を5回にわたってお届けする。

同じものを頼むと共通の話題で仲良くなれる

楽しみながら食事を一緒にするのは、動物ではヒトくらいのものです。

動物は、たいてい隠しながら食べるものです。

一緒に食事をするのは、ヒトとしての本能を見せ合うことでもあり、だからこそ、一緒に食事をすると仲良くなりやすいのです。

『「きちんとしている」と言われる「話し方」の教科書』(矢野 香著・プレジデント社)

一緒に食事をするときに意識してもらいたいのは、いわゆる「とりあえずビール」というような、みんなで同じものを飲む習慣です。

みんなが同じものを頼むときに、1人だけ違うものにしないことです。

ランチのときも同じです。Aランチが肉、Bランチが魚だったとしましょう。上司が「魚」と言ったら自分も「魚」と、同じものを頼みましょう。そうすれば、「この魚、おいしいですね」とか、同じ食事での共通の話題づくりができます。

これが恋人同士なら、「肉にする? じゃあこっちは魚にするから、半分ずつシェアしようか」と言って楽しむことができますが、かなり親しい関係しか、そのようなことはできません。

上司が魚を頼んだなら、「あ、私も今日は魚の気分でした」というように、「同じ」であることをさりげなく伝えましょう。

共通の話題、共通の感覚をもっていうという意識があると、急速に仲良くなることができます。

食事を一緒にするのは、仲良くなる絶好のチャンスです。

[きちんと会話のルール]食事は、同じものを頼むと共通の話題で仲良くなれる

※本記事は書籍『「きちんとしている」と言われる「話し方」の教科書』(矢野 香著・プレジデント社)からの抜粋です。

『「きちんとしている」と言われる「話し方」の教科書 』(プレジデント社)
「きちんとしている」と言われる「話し方」の教科書

[著] 矢野 香  

自分の能力に自信がなくても“きちんと”した話し方さえ押さえていれば、周りから評価される! 元NHKキャスターが、信頼される伝え方、教えます。

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