ダメ文章を添削!(AFTER)

【○AFTER】

(1)毎回ゴールを示し意識に刷り込む――今回のプロジェクト会議のゴール(目標)を示さないと、迷走する原因となる。また、毎回、議事録に記載することでメンバー全員の意識のなかに刷り込まれて、その実現に向けた行動が自然と出てくるようになる。

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議事録(AFTER)

(2)結論なくして議事録の意味なし――議事録は上司にも配布してチェックを受けるもの。会議での結論を記載しないということは、会議で何の成果も得ることができなかったのと同じだ。

(3)報告の内容はより具体的に――「基本的な仕組み」といっても参加者以外はわからなかったが、一言添えるだけで会議の内容を的確に把握できるようになった。

(4)決定事項の責任者を明確化――誰が、いつまでに、どのようなアウトプットを出すか、誰が見ても責任の所在が一目でわかる。また、各人のスケジュール管理にも効果がある。

(5)議事録作成者は会議進行の裏方――議事録作成者の名前を連絡先とともに明記すれば、調整事項の窓口になってくれることもわかる。

ジャパン・フラッグシップ・プロジェクト社長 三木雄信
1972年、福岡県生まれ。98年ソフトバンクに入社。2000年より同社社長室長を務め、ブロードバンド事業の立ち上げなどに関わる。06年にジャパン・フラッグシップ・プロジェクトを設立し、現職に就く。ベンチャー企業から東証一部上場企業まで数多くの社外取締役や監査役も務めている。
(構成=岡村繁雄)
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