2015年6月12日(金)

世界的に新しい音楽の市場が盛り上がっている。EDM(エレクトロニック・ダンスミュージック)は2000年代から米国で発展した音楽カルチャーだ。

3日間で40万人が集まる世界最大級のEDMフェス「Electric Daisy Carnival」。(AFLO=写真)

当時はアンダーグラウンド的だったが、ここ数年ではEDMのフェス(音楽フェスティバル)が開催され始め、音楽シーンのメーンストリームとなった。EDMのフェスはテーマ性が強く、ファン参加型であることが特徴で、他ジャンルの「アーティストありき」のフェスとは一線を画す。

ビジネス面でも違いは明確だ。「従来の音楽ビジネスはCD販売が中心だが、EDMは巨大なフェスのチケット売り上げやスポンサーシップ、クラブイベントから収益を挙げている。さらに、イベント・プロモーションで影響力が強い企業がブランディングからマーケティング、スポンサー契約までを仕掛けているため、中長期的なパートナーシップを結ぶことが多い」とデジタル音楽ブロガーのジェイ・コウガミ氏は話す。

EDMイベント運営・プロモーション大手のSFX Entertainmentは昨年、Masterカードと複数年パートナー契約を発表。同社のイベント等での金融サービスはMasterカードがすべて担うことになった。世界のEDMビジネスの市場規模は約62億ドルに達しており、こうしたケースは日本でも今後増えそうだ。

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