YouTubeにチャンネルを開設し、動画を公開して広告収入を得る“YouTuber”と呼ばれるクリエーターが世界中で次々と生まれている。25歳の英国人のチャンネルに3000万人超の視聴者が集まるなど、彼らの影響力は増大する一方だ。このYouTuberたちと提携し、マネジメントや宣伝、動画制作のサポートなどを行う組織をMCN(マルチチャンネルネットワーク)という。

日本を代表するYouTuberのHIKAKIN氏。4つのチャンネルを運営し、動画の総アクセス数は20億回を突破。(時事通信フォト=写真)

日本のMCN大手・UUUM代表取締役社長の鎌田和樹氏は、「海外では大企業がYouTuberの影響力に注目し、彼らを囲うMCNそのものの取り込みを始めている」と話す。

「海外最大手のMCNであるMakerStudiosは昨年、米ウォルト・ディズニーに買収された。ディズニーの狙いは、6万人前後のクリエーターを抱えるMaker Studiosが持つオンライン動画のノウハウの吸収と、クリエーターを活用したディズニーコンテンツのプロモーションと言われている」(鎌田氏)

チャンネル数が限られたテレビと比べ、MCNではYouTuberの数だけチャンネルがあり、それぞれに視聴者を持っていることも強みだ。

動画視聴の主流がテレビからスマホに移った米国では、MCNのニーズがいっそう高まってきている。日本でもいずれ同様の流れになると予想される。