2013年から14年にかけて、米Googleや中国のBaiduなどの大手IT企業が企業買収や研究開発に巨額の投資をした技術がある。それが「ディープラーニング」だ。

これは、人間が自然に行っている学習能力と同様の機能をコンピュータで実現しようとする「機械学習」の一種。人の脳神経系をモデルにした情報処理システム「ニューラルネットワーク」を発展させたもので、画像認識や音声認識に優れる。たとえば猫の写真を何点も見せると、まだ見せていない種類の猫も「猫だ」と認識できるようになる、より人間に近づいたAI(人工知能)である。

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